東心斎橋１丁目
さて、大阪ミナミの東心斎橋シリーズも今回で３回目です。
１回目は東心斎橋全体の事、２回目は東心斎橋２丁目の事、そして今回は東心斎橋１丁目の事を書きます。
２丁目がスナック・ラウンジ等のレジャービルがメインの場所だと言う事は前回お伝えしましたが、それに対して１丁目はいわゆる普通の料理屋さん等の飲食店が中心のエリアです。
料理屋さんの種類も、２丁目はお寿司屋さんや割烹等の和食系が目立つのとは対照的にイタリアンやフレンチ系のオシャレなお店や、焼鳥や焼肉等、若者が好みそうな業態も多く、飲食店のバリエーションとしては１丁目の方が豊富なイメージがあります。
歩いている人や、お店のお客さんを見てみてもお店にも寄りますが、比較的若いサラリーマンや普通のＯＬ、普通のカップル等が多く、２丁目の雰囲気とは結構違います。距離で言えば道一本隔てただけの距離ですが、２丁目はザ・水商売の街という感じで歩いている人もプロが多いですが、１丁目は普通の人、あまり慣れてない人や初めての人でもなじみやすいのではないかと思います。
東心斎橋大宝寺通り
１丁目はカジュアルに遊べる雰囲気があるので、最近で言えばＢＡＲでも婚活系やコンパ・パーティー系のＢＡＲなんか増えてますね。結婚式の２次会とかみんなで集まる様な場面でも１丁目のお店が使われる事も多いでしょうし、大丸やＺＡＲＡ・ユニクロ等のお店も１丁目ですので、買い物帰りに食事をしたりというシーンも想像出来ます。
出店を考える場所としても人口ボリュームはありますし、なにかと人が集まりやすい場所ですので、業種業態に関わらず、上手くやれば自然と繁盛していくお店を作れるエリアだと思います。
ただ、特に新規出店で貸し店舗や居抜き店舗を探す場合は２丁目と比べるとビルや物件が少ない分、タイミングを逃すと物件取得に時間がかかってしまうケースもありますので、少し注意が必要かもしれません。
ただひとつ言えるのは、例えば東心斎橋１丁目の中でも一番人が集まりやすい、心斎橋筋商店街付近とかだと、路面店舗等でなくても集客に成功している飲食店も多く、小料理屋やＢＡＲ等の小規模なお店も多いので、新規開業でも比較的立地の良い場所を選べば、業態によっては２階以上でも十分勝負出来ると思います。
例えばこんなお店とか。しょうへい２０００
空中階の貸店舗は当然路面店舗に比べると集客力で不利になる場合はありますが、賃料負担や保証金の額も全然違いますので、初期投資を抑えて出店する場合であれば現実的な選択肢のひとつだと言えますし、実際上手くやられているお店もありますので、参考になるかと思います。
以上で大阪ミナミ、東心斎橋３部作を終えますが、お店を出店する場合の物件の探し方やエリアの選定は本当に無限の選択肢があります。
予算や出せる家賃から逆算してエリアを決めても良いし、やりたいエリアから事業計画そのものを作っても良いし、やりたい業種業態に合う物件を探しても良いし、出店のやり方は千差万別です。
しかしそれでもある一定のパターンというのがあって、物件を選ぶ基準や出店を計画する上での判断材料の集め方等は参考に出来る指標というものがあります。
私達は店舗出店のサポートという意味でのプロですから、私達の経験がお役に立つ事がきっとあると思います。
皆様の真剣なご相談にお応え出来る準備は出来ておりますので、お問合せ・ご相談お待ちしております。
