貸店舗Q&A(2)「貸し店舗を契約する際に融資を利用したいのですが、その際の金銭支払いや賃貸借契約の流れはどうなりますか?」

こんにちは。小泉です。
なんか1年あっという間ですね~。頑張らないと。

さて、今回は貸店舗Q&Aの2回目です。
この質問はかなりの確率で出ますので、参考にしてもらえるのではないかなと思います。
質問内容は、「貸し店舗を契約する際に融資を利用したいのですが、その際の金銭支払いや賃貸借契約の流れはどうなりますか?」です。

特に出店費用が高額になりがちな飲食店の出店の際に聞かれる事が多い質問で、最近は居抜き店舗も多く出回る様になりましたし、貸店舗の保証金も昔ほど高くありませんので昔よりは店舗出店にかかる費用というのは手頃になってきている感がありますが、それでもやはりひとつのお店、特に飲食店を出店しようと思えばそれなりの費用がかかります。

全て自己資金でまかなう強者もおられますが、融資を利用して出店費用と運転資金を調達される方も多いです。

そして今回は融資を使う場合の契約の流れとポイントについて、お答え致します。

まず、融資を使うパターンと言えば2つあります。

ひとつは、融資が下りても下りなくても、不動産は契約出来るしお店も出す事が出来るパターン。
もうひとつはもし融資が下りなければ、不動産も契約出来ないし、お店も出す事が出来ないパターンです。

前者の場合は自己資金があったり、親族借入のあてがあったり、居抜き店舗での出店で不動産取得費用がだいぶ安い場合等が当てはまります。この場合は契約の流れは通常通りでOKですので、融資を利用するからという事はあまり考えなくても大丈夫そうです。申請に必要な書類は後から言って頂いてもすぐに用意出来ますので。

問題は後者のもし融資が下りなければお店をオープンする事が出来ない場合。融資ありきの計画のケースですね。

このケースでは契約や決済金支払いのタイミングを調整する必要があります。

例えば個人店出店の際に一番多い金融機関は日本政策金融公庫でしょうか。通称国金です。

日本政策金融公庫(国金)

日本政策金融公庫(国金)

日本政策金融公庫の場合ですと、最初に相談に行ってから融資が実行されるまでの期間は大体1か月位です。もちろん込み具合や審査の状況にもよりますが1か月前後位が多い様に思います。

そこで不動産の契約をどうするかですが、申込みから契約(残金決済)まで1か月待ってもらうという事は通常不可能なので、手付金を賃料の1ヵ月分程度入れるのが一般的なやり方です。(もちろん家主さんによっては手付金無しで待ってくれる人もいますが、人気のある物件ほどそうはいきません。)

そして、申込みから契約までは大体1週間~10日位です。という事は手付金を入れてから契約完了(決済金支払い完了)までは1か月+1週間位という計算になります。
実際は家主さんと交渉してキッチリ1か月ではなくて、少し余裕を見たスケジュールにしてもらうケースもあります。
なぜかと言うと、日本政策金融公庫に相談に行ってから融資申込みして、スムーズにいけば2週間位で結果が出たりする事もあるのですが、追加書類を請求されたり色々と質問事項が出てきたり、申込みが立て込んでたりすると1週間2週間は平気で遅れますので、のんびりしてたらすぐに契約の期日が迫ってきます。

そして我々の仕事は家主さんと交渉して少し余裕のあるスケジュール設定にしてもらうのと同時に、出店希望のお客様が素早く融資承認の結果が出せるようにサポートする事でもあります。(急かすとも言います(笑))
1か月って余裕のあるスケジュールに思えてしまうのですけど、忙しい人だと融資担当者と面接の日時が合わなかったりして気が付いたらあっという間なんですよね。期日までに融資を下せなくて契約出来なかったりすると、何をしているかわからないです。もちろん私からもスケジュールの確認は頻繁にしますから、お客様のうっかりという事は最近はほとんどありませんが、それでも思ったよりスムーズに進まなくてヒヤっとする事はあります。

そして手付金の扱いですが、通常はもし融資が下りなくて契約を締結出来なかった場合、手付流れ(手付金放棄)になります。
やはり1か月以上も物件を押さえてもらいますので、家主さんの立場からすると仕方ないのですが、やはり手付流れは関係者誰にとっても寒いので、私もそれは出来るだけ無い様にしたいです。(普通は契約が完了しないと手数料もらえませんし。。。)

ですので、融資を利用する場合は事前に一度金融機関に相談に行って頂いて、ある程度のアタリと言いますか目途を付けておくという方法がオススメです。
(気に入った物件が見つかって申込みしてからでも遅くないかもしれませんが、物件探しの初期段階で相談に行っておいた方が安心です。)

また、弊社には融資に強い顧問税理士がおりますので、弊社の税理士に資金計画含め融資の事を相談して頂いて税理士経由で日本政策金融公庫の担当者を紹介させて頂く事も可能です。(このルートも結構かたいです。税理士が融資を下りやすくするコツ、申込書の書き方等もアドバイスしますので安心出来ます。)
相談は無料ですので、是非。

ちょっと話が飛びましたが、融資ありきの契約の場合、
1.申込み
2.手付金支払い・融資条件付き契約
3.融資承認
4.残金決済
5.引渡し
6.工事着工
7.お店オープン
ざっくり言ってこんな感じでしょうか。

その時々で状況に応じた対応というものもありますので、詳しい話は個別にご相談頂ければと思います。

物件のお問合せ・出店のご相談はお気軽にどうぞ。

小泉 080-3244-6409
koizumi@naniwa-tenpo.jp

 


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