ちょっと気になる話 その⑦閉店理由
お客様に良く「どういったお店が潰れる?」と伺います。閉店理由は業績不振や人手不足など色々ありますが、個人的な見解として「汚いお店は潰れやすいです」とお答えしています。
お店が汚いから閉店?と疑問に思われると思いますが、店が汚いという事が顧客の不満足につながり顧客の流出につながって、閉店となっていくと思います。同時に従業員のモチベーションも下がり、どちらかというと不のオーラが出始めますね(笑)
さらに整理・整頓もできていないので食材の先入れ・先出しが徹底されないことによる品質低下による流出…必要な器具やモノがすぐにみつからないことによるオペレーションの遅延による流出…結局はさらなる流出が生まれる。ゆえにヒマに陥ると考えます。
つまり、営業不振からの脱却法の第一歩は徹底的に店を綺麗にすることです。
環境犯罪学に割れ窓理論 があります。割れ窓理論は、米国の犯罪学者ケリング教授が唱えた「ほんの一つの割れた窓でも放置してはいけない」という理論です。
なぜならば、一つの窓を放置すると、その近くの窓が割られる。割られる窓が増えるとビル全体が荒廃していく、それは街全体に悪影響を及ぼし、犯罪が増える、ということです。一部ではニューヨークの犯罪が激減した理由を解明したものとされてます。
またディズニーランドが清潔に保たれているのは、割れ窓理論 を実践しているからだと言われてます。
ゴミを放っておくと…⇒近くにまた新たなゴミを落とす人が現れる。⇒ゴミが増えるとますますゴミは捨てやすくなる。
こうなることを避けるために、ディズニーランドでは徹底的にゴミを取り締まる姿勢ができている。
つまりお店も同じです。ちょっとの汚れが、大きな汚れにつながります。
これは飲食店だけではなく、オフィスや自宅にもあてはまりますね。
ちなみに私の経験上、店内がピカピカのお店が居抜き物件として募集開始になる事は、殆ど無いですね。
稲泉
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